絵本:やさしさとおもいやり 宮西達也(みやにしたつや)/作・絵 ポプラ社

これまた「自己犠牲は素晴らしい」をひたすら説くような系統の絵本。
メインは恐竜二頭の話で、仲の悪いティラノサウルスとゴルゴサウルスが食料を求めて樹木に実っている木の実を取ろうとし、喧嘩に発展。
戦いが起こって争ってる最中に火山が噴火。木の実のある場所以外は地面が崩れて高い塔の頂上にいるような状態になるが、二頭は樹木とともに助かる。
地表が樹木の周りだけになってしまい、身動きが取れない二頭は争いながらも協力して生きていく。
その二頭の姿を樹木が見守り、樹木視点で描かれる作品。
なんですけど~やっぱり自己犠牲が最終的には行われる。
なんで自己犠牲をしなくちゃならんの?誰かを助けるために自分が犠牲になって誰かを助けられたら~というのを幼少期から植え付けるのはどうかと思うのだが^^;
不思議だ。
ちなみに文章量とページ数が多いので往復させられると辛い(笑)