絵本:めっきらもっきら どおんどん 長谷川摂子/作 福音館書店

なんだこのタイトル?
と思いながら読んでいたら、呪文のようなものだった( *´艸`)
物語自体はしっかりできていて、不思議体験をする少年を描いている絵本なんですが、色使いが良いです。これぞ絵本!って感じで、紙芝居でも読んでる感じ。
田舎の村のようなところで友達と遊ぼうと探しまわるけども誰もいないことにイラッとした少年は、大声でめちゃくちゃなうたを発する。
それがこの「めっきらもっきら」ってやつで、それを唱えたために謎の世界に吸い込まれ、そこで妖怪みたいな三人組と出会う。
三人組は遊んで遊んで!とダダをこねてきて、少年は心行くまで遊ぶものの、心細くなって、「おかあさ~ん!」と叫ぶ。
慌てて三人組は言わせないようにと口をふさごうとするものの、時すでに遅し。少年は夜空に吸い込まれて元の世界に戻ってくる。
再び謎の世界に行くことはできなかったけども不思議な体験をした。という話なんですが~しっかり作られた作品ですなぁ。
争うとかではない話なので、子供に安心して読み聞かせできるイイ作品ですよ。