さかなはさかな かえるのまねしたさかなのはなし:図書館で借りた本・絵本【35冊目】

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幼児向け読み聞かせ絵本:さかなはさかな かえるのまねしたさかなのはなし レオ・レオニ/作・絵 谷川 俊太郎/訳 好学社

「さかなはさかな かえるのまねしたさかなのはなし」この絵本、深いわ。

色の使い方は素敵。鳥1羽を描くのに様々な配色を使ってるから、色の勉強にもなる。

葉っぱや魚も多彩な色で表現しているから、細部まで拘りを感じます。これだけの表現は小さい子供にとっての刺激になるんだろうなと思う。

話は、おたまじゃくしとこざかながメインで、冒頭からおたまじゃくしに足がはえてカエルになるのをショック過ぎて受け入れられないこざかなとの衝突から始まる(笑)

そりゃまぁ魚からしたら、唐突すぎて受け入れ難いわな(笑)

カルチャーショック!!!

やがておたまじゃくしはカエルに成長して水の中から出てどこかへ行き、かえって来た頃には広い世界を見てきたロマンのような感じで冒険譚を聞かされる。

・・・酔っぱらいの成金オヤジから自慢話を聞かされているだけのように思えるが(笑)さんざん自慢話をした挙句、またどこかに消えるカエル。

魚は成長して大きくなり、自分も広い世界に!と意気込んで陸地に着地。するとまぁ、魚だから身動きが取れません。

「助けて!助けて!」とバタバタしているうちに、魚だから弱っていきます。

たまたまた近くにいたカエルが発見して、魚を水の中に戻して助けるわけで、最後にカエルが魚に発した言葉が「さかなは さなかさ」

え?

ええっ?

ちょっと待て、これってどういう話?感動的なクライマックスがあるとかそういうオチではない?

単純にカエルが自慢話をさんざん言い散らかして魚がうらやましいなぁってなった。

憧れを現実に変えるために勇気を出して一歩を踏み込んだら、魚故に不可能だと思い知ることになり、挙句自由に動き回れるカエルからの辛辣な言葉で現実に打ちのめされるって物語なのか???

だとしたら、酷(笑)

ガルマは何故死んだのか!?

「坊やだからさ」

みたいなもんか?

この「さかなはさかな かえるのまねしたさかなのはなし」あなどれん絵本です。

育てるブログではこれまで多数の絵本を図書館で借りて子供に読み聞かせしてきております。一覧ページに作品を掲載していますので宜しければご覧ください。

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