幼児向け読み聞かせ絵本:シロのきもち 内田かずひろ/作・絵 枡野浩一/文 あかね書房

「シロのきもち」という絵本ですが、よくできてるなぁと思う。
シロという表紙の犬が家族と触れ合うものの、シロなりに色々と手伝ったり役に立ちたい思いで家族に話しかけるんですけど、当然のことながら人間と犬では会話が成立しません。
「シロ、なぁに?」
「シロ、なんていってるの?」
と、みんなシロに対して投げかけるけども、やっぱり誰にも伝わらない。
散歩に行っても買い物に付いて行っても
「シロ、なぁに?」
「シロ、なんていってるの?」
話が通じないけども最後の最後で会社から帰宅するお父さんのカバンを口に咥えて運ぶ役割をもらって、役にたったぜ!と言わんばかりに誇らしげな表情を見せるシロがちょっとかわいい。
なんだろなぁ。
言葉が通じなくても懸命に誰かの役に立ちたいシロの気持ちが親の役に立ちたい子供のことを表してる感じがして良いね。
よく料理してるときに「パッパァ~~ねーねー」って呼び掛けてきたり、「私も手伝いたい!」「僕も!」とか言って後ろに立つ我が子らの姿を思い出す。
子供って親の役に立ちたいんだなぁと思うきょうこのごろ。
親バカかもしれませんが我が子らは凄く優しいです( *´艸`)
育てるブログではこれまで多数の絵本を図書館で借りて子供に読み聞かせしてきております。一覧ページに作品を掲載していますので宜しければご覧ください。