幼児向け読み聞かせ絵本:999ひきのきょうだいのほしをさがしに 文:木村研 絵:村上康成 出版社:ひさかたチャイルド

999ひきのきょうだいのほしをさがしに。平和な絵本ですよ。
998匹のカエルの面倒をみている長兄のカエルがみんなと一緒に星を探す話。
文章量はさほど多くなく読みやすい。
そしてカエル自体はシンプルに描かれているため、リアルカエルが気持ち悪い、苦手という方にも大丈夫?
実際の絵に999匹を表現して描いているわけではないのでそこも心配要らない。
もし実際に999匹を描いたら、ある意味気持ち悪いかもしれない?
ページを開くごとにうじゃうじゃとカエルが描かれていたら、話なんて頭に入ってこないかもしれない。
それを防ぐためか、1ページに描かれているのはせいぜい5~20匹ほどが限度。
999匹が常に描かれている作品ではなくて良かったよ。
でも問題点があって、999匹居るってことはそれがまた大量に増殖していくのではないかと考えてしまう。
カエルって1匹あたり種類にもよるが数百~数千の卵を産む。
その産んだものが全部育つわけではないが、それ相応の数は育っていくことになる。
となると…999匹が卵を産んだらえらいことになるな。
そんなことを考えさせられた。
とりあえずカエルが増殖しまくることを考えながら読み聞かせしていたものだから、話なんてまともに入って来なかったわ。