日本航空516便航空機炎上事故の大惨事(2024年1月2日の出来事)

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1月2日の夕方、能登半島地震関連の報道中に発生した大惨事

2024年1月2日、日本航空516便衝突事故
2024年1月2日、日本航空516便衝突事故

1月1日元旦の能登半島地震の悲劇が続いている最中の話になる。世間のニュースでは地震の経緯を振り返ったり、現状がどういう状況なのかを報道しているときである。石川県は火災が発生して次々に燃え移り、何棟も火災が続いてまるで空襲にでもあったような惨劇が映し出されているなか、「え?」と思う速報が入るのである。

羽田空港で火災発生。という知らせ。

夕方の18時ごろに報道されていたニュースの中でリアルタイムに石川県の映像から羽田空港のLIVE映像に切り替わり、夜の景色の中で遠くから3か所くらい炎のような燃え盛る塊を遠くのカメラからとらえた映像が映しだされ、遠くから放水しているようなシーンから始まる。

地震の被災地から羽田空港の映像に変わる瞬間

「たった今、羽田空港から…」という内容とともに、映像が切り替わっているのに気付く。瓦礫や火災現場の映像ではなく、炎の塊が右から左に動いて放水らしきものを浴びて更に燃え上がっている様子だけが映し出された映像になっていた。

夕方で見通しの悪い暗い映像が、次第にカメラが到着したり、映像が鮮明になってきたりして様子が何となくわかり始める。アナウンサーも状況がよく呑み込めていないまま、知らされる状況を何とか伝える。

「航空機が着陸した様子」「炎上している様子」「エンジンルームらしき場所で火災」「窓の中、機体の中の炎」のようなワードが出るだけで、実際何が起こったかよくわかっていなかった。

新千歳空港から羽田空港に向かう日本航空516便

18時20分ごろ、事故映像が切り替わって20分ほどで全貌がハッキリと見え始めてきた。日本航空516便、新千歳空港から羽田空港に向かって着陸したJAL航空機が、海上保安庁の保有する機体と接触して炎上したという状況だった。

実に恐ろしい光景である。明らかに窓の内部と思わしきところから炎が噴き出すように外に漏れ、航空機の中腹あたりから炎が噴き出し、やがて最後尾や船首に燃え移る。そんなに時間は要していないと思う。あっという間に全体を包み込むように大炎上していた。

516便の航空機がみるみるうちに火災によって骨組みだけを残し、全体が丸裸になった様子になっていった。

航空機の乗客400人ほどの安否

そうなると一番心配なのは乗客である。1月2日ともなれば羽田を経由して移動する人や帰省客などが乗っていたはずだ。着陸ともなれば無防備な状態でもあると思われる。助かったのか?恐らくニュースを見ていた誰もがそこを心配していたと思う。

やがて速報が入り、第一報では「400人が全員無事(正確な人数は後程わかることになる)」その言葉を聞いてホッと胸をなでおろした人は本当に多かったと思う。何せ元旦の能登半島地震で相当な惨劇を報道で見ている人たちが多い中、石川県のみならず関東でもか…と、不安でいっぱいな方が多いわけだ。せめてこちらでは被害者が0であってほしいと思った人は多いと思う。

よくもまぁ400人近い人間が航空機の中にいるのに、一人の犠牲も出さずに全員無事に脱出できたと思う。本当に短時間の出来事である。火の手の回り方が早いのにどうやって全員が脱出できたのか?と思うほどのものである。煙が機体の中にも充満していただろうから、全員が無事に脱出するまでに必要な時間としては10分~20分も無かったのではないかと思う。正直これは凄いと思う。

時間が経過するにあたり情報が更新されるなか、残酷なことに被害者が出てしまっていた。「海上保安庁の機体」に搭乗していた方々である。能登半島地震で被災された方々に向けて物資を送ろうとしていた救援部隊の方々が被害にあってしまったのだ。

亡くなられた被害者は能登半島地震で被災地に救援物資を運ぶための海上保安庁関係者

電力が止まり、水道が止まり、ガスが止まり、通信網が途切れ、水も食料も家もない被災者のために救援物資を届けようと用意をしていた海上保安庁の機体に航空機が接触してしまった様子だった。最初に流れた映像の3つほどあった炎の塊の一つがこの機体だったのかもしれない。

1月2日の後半のニュースでは、この海上保安庁の機体に搭乗していた6人のうち、1人が重体、5人が死亡したらしい。地震の悲劇がこのような形で連鎖してしまったことは本当になんとも言い難い悲しい話である。

能登半島地震で亡くなられた方、航空機衝突事故により亡くなられた方々の冥福を祈ります。

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