1月1日、元旦に起こる最悪の大地震
最悪な地震が起こってしまった。
石川県能登地方で元旦から大地震という衝撃的なニュースが報じられた。大阪でも地震が観測された。
私は天気が良かったので、子供たちを連れて公園で遊ぼうという話になり、二人の子供を連れて近所の公園にやってきた。鬼ごっこをして必死に遊びまくっていたので、正直なところ地震については全くわからなかった。
ポケットに入れたスマホが振動していたので、何かと見たら妻からLINEで何度か連絡が入っていた。それと同時に写真が添付されていて、地震が発生したことを知る。
妻曰く家の中ではそこそこの揺れを感じていたらしい。東日本大震災を経験している妻は軽くパニックになっていたという話だった。そのころ私は子供たちと公園で大はしゃぎしていたが、公園では揺れをほぼ感じなかった。なので建物に居る状態ではそこそこの揺れを感じたということだろう。地域的にも違いがある様子だった。
私も阪神淡路大震災を経験しているので地震に関する恐怖は覚えている。どれだけ時間が経過しても恐ろしさは変わりない。
急いで帰宅して情報を収集している際に関東方面でも揺れがあった様子を知って、親族や妻の家族にも連絡を取ってそれぞれの安否を確かめる。幸いなことに問題はなかった。
石川県や新潟など、日本海側では被害が拡大
16時頃に発生した地震による被害が次々に浮き彫りになってくる。
5mもの高さの津波が押し寄せる状況、道路の地割れによる液状化、住宅の倒壊、住宅の大規模火災、強い揺れによる高齢者のショック死、転倒によるケガ、住宅倒壊による生き埋め。
特に生き埋めに関しては消防に連絡がつかないため、ＳＮＳで救助を求めるメッセージを流し、それを見た第三者が通報して救助されるなどの展開を見せていた様子。恐らく問い合わせが殺到していてパンクしていたためだろう。
タイミングが悪すぎる地震で、元旦ともあれば大半が正月休みを取っている。電力会社も警察も消防も救急も、どのジャンルにも休暇が必要であり、休むのが当然のこと。最低限必要な人員は緊急時用に配備されているだろうけども、まさかこのようなタイミングで大規模災害が起こるとは予想はされていなかっただろう。
人手が居ない状況での災害。それほど怖いものはないと思う。
スーパーなどもお正月休みで営業が3日から4日からという場所も多いと思う。食料や衣料、医療品の確保も難しい状況での発生である。
さらに断続的に起こる地震。震度3～5のあたりを繰り返して1時間に数回の頻度で速報が入る状況。これは最悪な地震だ。0時を過ぎ、日付が変わってからも石川県能登で地震は発生し続けている。
最悪な状況で「大袈裟」「教訓が生かせていない」などの心無い声をSNSで出す人や偽情報を出す人がいる
恐ろしいことだと思う。
津波の高さの速報などで「これくらいで大袈裟」などの心無い言葉が一部の方から挙がる始末。津波や地震はものすごく怖いものだということをイメージできない人がいるので残念でならない。
どんなものであれ天災が発生した後は用心をして避難するなどの慎重さが必要であるわけだ。外に居て情報を知らない人。テレビをもっていない人。仕事場にいて状況がわからない人。いろんな状況の方がいるなかで、避難したほうが良い状況下に心無い情報を配信する人が一定数居るのは悲しいことである。
愉快犯としての思想を持ち合わせる者が現れたりする。警察や消防への連絡がつながらないことから、家屋倒壊の被害にあったなどの書き込みで救助を求める書き込みをして閲覧数を稼ぐ手法を用いて嘘情報を流す。それを見たユーザーがどうにかしないとと思い、さらに通報を続けて警察や消防の連絡先がパンクする。そういった悪循環が発生したりする。何が正しくて何が間違っているのかも冷静な対処が必要となる世の中だ。
何せ生成AIを使った偽装画像なども出てきたりする始末なのだから、恐ろしい世の中です。
続いて震度7の誤情報が発生
23時過ぎあたりに震度7を再び観測したという誤情報が出た。実際の震度は3にかかわらず、どうして震度7が発生したという誤情報が報じられたのかは気象庁の言い訳を確認する必要があるが、誤情報だったようだ。
火災により通信環境が遮断され、電力が遮断され、地震による水道やガスの供給の停止。道路の崩落や地割れによる物資供給や救助不可などの状況が想定される。二次災害三次災害の発生も想定されることから、早期に地震が収まってくれることを願うばかり。
亡くなられた方の冥福を祈ります。
阪神淡路大震災で大量に発生した火事場泥棒と性被害
残念なことに現実として起こるのが、窃盗や力ない者への暴力です。
電気が通らないということは、監視の目が行き届かないということ。文字通り火事場泥棒というものが発生したりする。家に立ち寄らないようにと言うが、卑怯卑劣で下種な人種は居るので気を付けたいところ。また暗い場所の一人歩きや小さい子供を一人にさせるなども避けたほうがいい。頭のおかしい人間は年齢問わず搾取する側に走るので、注意が必要である。
工事詐欺、リフォーム詐欺、助成金詐欺、偽工事詐欺にも注意したい
地震観測がある程度おさまり、今度は家屋の復旧作業が必要となるけども、その時にリフォームや新築詐欺、工事業者による詐欺が発生しやすい。足元を見られた価格で吹っ掛けられる工事費用、さらに支援金が受けられる系の詐欺メールや詐欺SNS情報、勧誘なども多数発生する。何が正しい情報で何が嘘の情報なのか見極める必要もあるし、だまされないように注意したい。
悪質業者による訪問での「嘘工事」も気をつけたい。何も起こっていないのに「たまたま近くを通りかかってみたけど、地震による被害が発生していてこのまま放置しておくと大変なことになる」などの不安を煽るような訪問詐欺による言葉で騙される高齢者もいたりする。地域的に詐欺被害などにあわないような配慮が必要である。
死者数が200人超え、行方不明者も多数。
1月1日のみの地震で終わらず、連日のように震度5～5強などを観測している状況。次々に倒壊した家屋から救い出されるものの、すでに息絶えて亡くなられた方も多数いらっしゃる様子。
志賀町、七尾市、輪島市、珠洲市、穴水町など、石川県が特に被害が大きく、新潟県や富山県、福井県もかなりの地域が震度5強などで被害を受けている。
お正月で年賀状を見ている最中に土砂災害により生き埋めになった方、お年玉を受け取って家族と共にお正月番組を見ていた子供、家族と一緒にボードゲームで遊んでいた親子、親に会いに帰省していた子供たちや子供夫婦、そして孫。そこにはごく普通の日常があったはずで、一瞬にして何もかもがガラリと変化したわけです。
子供が亡くなる姿は本当に辛いものです。うちには二人の子供がいますが、もし大地震の被害にあって目の前で子供たちが亡くなったとしたら、どれだけ辛いだろうか。立ち直れるだろうか？家族を失ってたった一人残された場合は？せめて一刻も早い支援が届いて復興できる事を願うばかりです。