クーポン券配布にする理由がしょぼい
菅総理の時は本当にスピーディだった。
スピード重視で早急な対応をやってのけた。
状況が状況だったから特殊と言えばそうかもしれないが、
それでも今現在も仕事が見つからなくて大変な人とか、
生活困窮者が増えて大変な状況なので、さほど変わらないと思う。
なので今もスピードが要求されるわけだ。
しかしながら今、あーだこーだ、給付金は現金とクーポンがいいとか、
くだらない話を持ち出してきている議員が居る。
なぜそういう思想になるのか。クーポン案を提示している議員は
こう考えているらしい。
- とにかく渡したものを早急に消費させたい
- 貯蓄にまわされたくない
苦笑いというか、「え?そんな理由で?」という、
あきれた頭の悪さである。失笑もの。
クーポン券だけで900億円の事務経費
- 問い合わせ窓口の設置
- クーポン券の印刷など発行処理
- クーポン券の発送
まぁおおむねこういったものが事務経費として要するわけです。
問い合わせ窓口ってなぜ必要なのかとなると、
「使い方が限定されているから使い方を確認するための人員」
でも、普通に冷静に考えてください。
現金給付なら「使い方を教えてもらう必要がありません」
※2歳以下くらいの子供には必要かもわかりませんが…。
問い合わせ窓口を設置することでコールセンターの会社に
お金を流したいんですか?その会社からキックバックがあるんですか?
どこと癒着してるんですか?親族経営ですか?袖の下ですか?
印刷を任せる会社と何か横のつながりがあるんですか?
そんなに税金を流して儲けさせたいんですか?
お仲間でも働いてるんですか?
900億円あればなにができるんでしょう。
それに10万円を「永遠に貯めこむ」事にもならない。
もらったらもらったで、やがては普通に使うわけです。
人は生きてるだけで消費していくものです。
衣食住が必須なので、生きてるだけで食べる、食べるには何かを買う。
外に出るのに服を着る、住んでる所に家賃を払う。
だから「10万円はもらった日に使わなくても近日中には消費される」わけです。
クーポン券で消費先を限定したい意図
特定の業種にしか使えなくするなどの話が挙がっているが、
意図というのが本当にわからない。
・飲食店だけで使えるクーポンにするの?
・スーパーだけで使えるクーポンにするの?
いずれにしても「範囲を限定」することに何の意味があるのか。
そもそも国民が税金として納めてきているものであり、税金が必要な時に
給付金として開放される時がやってきた。
生活困窮者の中には「家賃が払えない」「食べる物がない」
「生活が困るから実家に帰りたいが交通費がない」
「仕事探しのために交通費やスーツが必要」
色々なお金を必要とする理由がある。
いちいち限定される筋合いは無いと思うし、限定するためにクーポン券が
どうのこうのと、みみっちぃケチ臭い器の小さい事を言う輩のせいで
900億円もの税金が無駄に失われるわけだ。
900億円があればいったいなにができる?国民一人頭1000円ほどは
貰える事になるし、まとまった900億円で児童施設なり何なり設立もできる。
しかし、無理に使う必要がない税金である。金が無尽蔵に
沸いてくるものでもない。使う必要がない金である。
世の中には「クーポン券でも、貰えるだけ嬉しいから否定する人の
気持ちがわからない」と言う方も居るかもしれないが、
そういう人はよーく考えて欲しい。
本来必要の無い無駄金を使うということは、後々に重い負担が
しっぺ返しとしてやってきて、大人たちの将来や子供たちの将来にも
借金を背負わせる事になる。
馬鹿な議論である。